京都の人気スポットといえば、清水寺や伏見稲荷大社、金閣寺…などお寺や神社ばかり…と思っている方が多いと思います。
歴史ある神社やお寺を参拝できるのも京都の魅力ではありますが、今回はひと味違う京都の魅力をお伝えしたいと思います。
京都観光に訪れた若者にも人気のスポット【旧三井家下鴨別邸】をご紹介させていただきます。
【旧三井家下鴨別邸】とは、日本三大財閥の1つの三井家がかつて所有していた別邸です。
和と洋が融合したレトロモダンな建物が見どころで、2024年(令和6年)の8月23日(金曜日)~期間限定の特別公開もありますので、この夏京都観光に来られる予定の方は必見です!
どうぞ最後までご覧ください。
今回ご紹介する【旧三井家下鴨別邸】とはどんなところなのでしょう。
一言でいえば、先述でもお伝えしたとおり、日本三大財閥の1つ「三井家」がかつて所有していた別邸です。
1909年(明治42年)に三井家の先祖の霊を守護神として祀った祭壇、顕名零社(あきなれいしゃ)を下鴨に遷座し、その参拝の際の休憩所として1925年(大正14年)に建てられたのが【旧三井家下鴨別邸】です。
終戦後に財閥解体となり、1949年(昭和24年)には【旧三井家下鴨別邸】は国に譲渡され、1951年(昭和26年)から2007年(平成19年)までは、京都家庭裁判所の所長宿舎として使用されていました。
近代和風建築物として、保存状態もよく価値が高いことから、2011年(平成23年)に重要文化財に指定され、京都の観光名所として人気の場所になりました。
近代和風建築建てられた【旧三井家下鴨別邸】ではレトロモダンな空間を楽しむことができ、若い世代の人からも人気のある観光地です。
主な見どころは、三井家の木屋町別邸から移築された主屋や、書院造りを基調としながらも、高い天井で床に絨毯が敷かれた和×洋の空間の玄関棟などです。
他にも、幕末以前の建物を一部改修して作られた茶室や、立派な庭園も鑑賞することができますよ。
現在は、三井グループとして幅広い分野でグループ会社を展開している三井グループの総資産は、なんと!
295兆2367億円!!!!(2024年5月15日の額)
桁が大きすぎて凄さもピンときませんね、、
そんな三井家が個人で所有していた建物がなぜ観光地になっているのか?
これには、三井家の歴史はもちろん、日本の歴史も深く関わっているんです。
三井家の始まりは、江戸時代初期1673年(延宝1年)に豪商・三井高利(みついたかとし)が、江戸日本橋に呉服店「越後屋八郎右衛門(えちごやはちろうえもん)」を開業したのが始まりです。
両替店も兼営して、幕府御用の呉服師・両替商として商売は大繫盛、1710年(宝永7年)店舗の本部である「大元方(おおもとかた)」を京都に設置しました。
江戸時代以降は業績不振になりましたが、明治維新期に盛り返し、政商として発展していき、銀行・信託・保険・電気・ガス・貿易・重軽工業など手広く事業を拡大し、コンツェルン(財閥)を形成しました。
三菱・住友・三井の日本三大財閥として知られるようになりましたが、昭和に入り事態は急変。
敗戦後、GHQにより進められた経済民主化改革の1つとして、財閥解体が実施されました。
その後の三井家は、三井銀行と三井物産を柱とした三井グループとして事業を拡大、成長させ現在に至ります。
所在地:〒606-0801 京都市左京区下鴨宮河町58番地2
地図はこちら↓
TEL:075-366-4321
【旧三井家下鴨別邸】公式ホームページはこちら
【旧三井家下鴨別邸】公式SNSはこちら↓
2024年(令和6年)の【旧三井家下鴨別邸】期間限定公開について
公開日:2024年(令和6年)8月23日(金曜日)~25日(日曜日)・8月30日(金曜日)~9月1日(日曜日)
公開時間:午前9:00~午後5:00(最終受付時間は午後4:30)
入場料:一般800円・中高生500円・小学生400円
今回の公開範囲は主屋の2階です。
3階の望桜特別公開はありませんのでご注意ください。
期間限定公開についての詳細は【旧三井家下鴨別邸】公式ホームページでご確認ください。
今回は、京都の下鴨にある【旧三井家下鴨別邸】についてご紹介させていただきました。
神社やお寺以外の観光地として人気のある【旧三井家下鴨別邸】は、若い世代の人も楽しめる場所だと思います。
歴史にあまり興味がないという方でも、和と洋が融合した近代和風建築物として、その雰囲気を楽しんでいただければと思います。
2024(令和6年)8月には期間限定公開で、普段は見ることができない主屋の2階が公開されますので、この機会に是非!【旧三井家下鴨別邸】へお出かけになってみてはいかがでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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