京都の秋、紅葉を楽しめるのはまだ少し先ですが、秋の京都の楽しみは紅葉だけではありません。
10月は秋祭りの季節です。
京都の秋祭りといえば、時代祭りが有名ですが、今回は時代祭りよりも一足早く開催される京都伏見のお祭り、
城南宮の城南祭をご紹介させていただきます。
どうぞ最後までご覧ください!
城南宮は京都市伏見区に位置しています。
方除けの大社として名高い城南宮は、上賀茂神社・松尾大社・平安神宮・八坂神社とともに京都五社めぐりの場所としても有名で、国内外から多くの参拝者が訪れる人気の神社です。
城南宮の神苑「源氏物語花の庭」では毎年2月~3月に「しだれ梅と椿まつり」が開催され、この時期は特に参拝者が多く賑わいます。
創建は平安京遷都の794年(延暦13年)と伝えられています。
平安城の南に鎮まるお宮という意味で【城南宮】という名がつけられ、南の守り神の役割を果たす城南大神として崇められていました。
平安時代の後期に、白河天皇や鳥羽上皇が城南宮を取り囲むように、【城南離宮(鳥羽離宮)】を造営。
2㎢に及ぶ離宮は、政治や文化の中心となり歌会や船遊びなどの王朝文化も生まれ、院政の拠点となった城南宮は、より一層に崇められるようになりました。
近年では、旅行や転居の方除けが転じて、交通安全の神様としても広く知られるようになりました。
城南宮の城南祭はどのようなお祭りなのでしょう。
城南宮の神幸祭で、城南宮の3基の神輿が氏子区域を巡幸します。
平安時代後期より続いている歴史あるお祭りです。
かつては、馬を走らせながら矢を的に射る武術、流鏑馬(やぶさめ)や、競馬(くらべうま)が行われていたこともあるそうです。
祭りにきた人々に餅を振舞う風習があり、別名「餅祭り」ともいわれています。
城南祭の前日には「餅搗きの奉納」が行われるのが通例でしたが、2023年の城南祭では「餅搗きの奉納」は行われませんのでご注意ください。
2023年の城南祭の開催日は10月15日(日曜日)です。
午前9時より、祝詞奏上などの祭典が行われ、午後12時より神輿渡御が行われます。
城南宮の城南祭の見どころは、1.5t以上ある神輿の迫力ある巡幸です。
城南祭に巡幸する神輿は、松神輿・竹神輿・梅神輿の3基です。
以前は、3基が順に同じ場所を巡幸していたのですが、現在は、下鳥羽、竹田、上鳥羽とそれぞれの担当氏子区域を巡行します。
3基の神輿が氏子区域の巡幸を終え、神社に還後する頃には外は日が落ち薄暗くなっています。
そのため、神社には提灯と松明(たいまつ)の灯りが灯されるのですが、その光景がとても幻想的で、城南祭の見どころの1つといえるでしょう。
所在地:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
地図はこちら↓
TEL:075-623-0846
参拝時間は午前9時~午後5時30分(神苑参拝は午後4時30分まで)
参拝料金は無料(神苑参拝は大人800円・小人500円)
城南宮公式ホームページはこちら
地下鉄・近鉄「竹田駅」4番出口 市バス「城南宮東口」下車すぐ
京阪「中書島駅」 市バス19系統「城南宮」下車すぐ
もしくは京阪「中書島駅」 市バス南3系統・京阪バス6・京阪シティバス24または24Aのいずれかに乗車 「城南宮東口」下車すぐ
車でのアクセス 京都南I.Cより宇治・枚方・大阪方面へ
国道1号線へ合流、最初の信号を超えすぐ左折
城南宮の東の鳥居近くに無料駐車場があります。
が駐車できます。
京都伏見の秋祭り、城南宮の城南祭についてお伝えしました。
城南祭が開催日には出店も出店される予定です。
気持の良い秋の休日に、歴史あるお祭り、城南宮の城南祭にお出かけされてみてはいかがでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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