地域密着型の経営方針で、地元の人達から愛され続ける、京都で人気のカフェ【からふね屋珈琲店】
お店の自慢は、特別な抽出技術で作られたダッチ珈琲と、お店が開発に力を入れている、珈琲に合うパフェです。
今回は、京都伏見にある、【からふね屋珈琲店・竹田店】に行ってまいりました。
美味しい珈琲とパフェをいただいてきましたのでご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧下さい。
【からふね屋珈琲店】は1972年(昭和47年)に京都で創業を開始しました。
「おもてなしの心」を大切にされている地域密着型のお店です。
現在は、京都を中心に10店舗を展開されていて、本店は京都三条にあります。
創業から50年以上、こだわりのダッチ珈琲の味を守りつつ、時代の変化に合わせ、【次世代の京都発信のパフェトレンド創作】を目指し、珈琲に合うスイーツの開発にも力を入れています。
地域に密着した経営方針で創業開始から地元の人に愛され続ける【からふね屋珈琲店】
経営方針には、他にも3つのこだわりがあります。
ここで、その【からふね屋珈琲店】の3つのこだわりについてご紹介します。
最近は、個人専門店やチェーン店に関わらず、コーヒーショップが街中にたくさんあります。
出店されている多くのコーヒーショップの経営方針はざっくりと、3形態に分けられます。
【からふね屋珈琲店】はフルサービス店であることにこだわりを持っています。
フルサービスとは、簡単にいうとセルフサービスの反対のサービス。
カウンターでオーダーして、会計して、商品を受け取り、自分で席に運ぶのがセルフサービス店です。
時間がなく、他者とのコミュニケーションを苦手とする人が多い現代人にとっては、セルフサービス店の気軽さにニーズがあるのも確かです。
しかし、【からふね屋珈琲店】はあえて、オーダーから配膳、会計までを店員が行うフルサービスにこだわりをもっています。
入店から退店までの間、きめ細かい接客でお客をもてなしたいという「おもてなしの心」を大切しているのですね。
【からふね屋珈琲店】の2つ目のこだわりは、次世代の京都発信のパフェトレンド創作です。
珈琲に合うだけでなく、美術館に飾る絵画のように美しく、美味しいパフェの開発に力を注いでいます。
この開発努力があって、三条本店では、なんと140種類ものパフェが常時、メニューにラインナップされています。
三条本店パフェメニューはこちらからご覧ください。
時代の変化に合わせて、スイーツをお店の売りの1つにしたことで、珈琲を飲まない客層の獲得に成功。
新しい客層を増やすための企業努力が、【からふね屋珈琲店】が人気店として存続している理由の1つだと思います。
【からふね屋珈琲店】の3つ目のこだわりは、やはり珈琲です。
お店の看板商品と言える珈琲は、ダッチ珈琲です。
ダッチ珈琲とは、水出しコーヒーです。コールド・ブリューと呼ばれるコーヒーも水出しコーヒーのことなのですが、ダッチ珈琲とコールド・ブリューは同じ水出しコーヒーでもルーツが違うのです。
コールド・ブリューはアメリカ発祥の水出しコーヒーです。
一方、【からふね屋珈琲店】のコーヒーであるダッチコーヒーは、インドネシア発祥の水出しコーヒーです。
なぜインドネシアなのにダッチ(オランダ)?と思いますよね。
それはですね、昔インドネシアは旧オランダ領だった時代があり、当時は東インドと言われていました。
領土であるインドネシアに常駐していたオランダ人が考案したコーヒーなので、ダッチコーヒーと呼ばれるようになったそうです。(諸説ありますが…)
昔のインドネシア産のコーヒー豆は、えぐみと苦味が強く、熱湯で抽出すると、より一層えぐみと苦味が引き立てられてしまいオランダ人には、飲みにくかったようで、水で抽出する方法を考案したと伝えられています。
当時は、抽出器なんてありませんから、木の枝にコーヒー豆を吊し、抽出されたものを下で受けるという、原始的な方法で製法していました。
さて、ダッチコーヒーのルーツの説明はこのくらいにしておきましょう。
【からふね屋珈琲店】が時間と手間のかかるダッチ珈琲にこだわるのは、やはり味でしょう。
ダッチ珈琲は、1メートル以上の高さがある抽出器を使用して、上にあるガラスボールから水を一滴、一滴、点滴のようにゆっくりと落としコーヒーのエキスを抽出します。
熱を加えない水で抽出することで、水分の変質を防ぎ、コーヒー豆本来の旨みを引き出すことができるのです。
この抽出方法で作られたコーヒーは、苦味や渋みが少なく、香り高くコクがあり、まろやかな飲み口のコーヒーになります。
【からふね屋珈琲店】がダッチ珈琲にこだわるのは、この味を提供したいからなのでしょうね。
コスパを考えると、違う製法の方が良いのかもしれませんが、手間ひまかけてでも、より美味しい珈琲を提供したいという【からふね屋珈琲店】のこだわりは素晴らしいですね。
2024年現在、【からふね屋珈琲店】京阪神地区に10店舗展開されています。
今回は、【からふね屋珈琲店・竹田店】へ行ってきました。
【からふね屋珈琲店・竹田店】は京都の伏見深草にあります。
近くには大学やオフィス、住宅街があり、幅広い年齢層のお客さんに利用されています。
店内は広く、天井が高いので開放感があります。
店内は主に4人がけのテーブル席です。
壁沿いの席にはコンセントがあり、使用している人もいました。
コンセントを使用される際は、きちんとお店の了承を取ってくださいね。
【からふね屋珈琲店】の三条本店では、140種類のパフェが食べられますが、【からふね屋珈琲店・竹田店】では、本店の140種類から厳選された、20種類のパフェをいただくことができます。
この日は、元祖バナナチョコレートパフェとダッチアイス珈琲をいただきました。
この昔懐かしいビジュアルのバナナチョコレートパフェ!昭和生まれの私は、何とも言えないノスタルジーな気持ちになります。
そして定番商品のダッチアイス珈琲の香りの良さ!
パフェの味は、商品名を裏切らない、これぞパフェの元祖という味です。
アイスやチョコレートソースの甘さに、パフェに乗せるのに丁度良い、控えめの甘味のバナナ!
余計なものは一切なく、これ以上でも、これ以下でもないベストなバランスのパフェです。
ダッチアイス珈琲は、一口飲むと、口の中でコーヒーの爽やかでキレのよい味が広がります。
鼻からぬける香りがまた良い。
しっかりと主張する味の珈琲なのに、パフェを食べてから飲むと、パフェを引き立てる脇役に!
主役にも脇役にもなるダッチアイス珈琲!これぞ【からふね屋珈琲店】こだわりの味なのですね!
このパフェとダッチアイス珈琲の愛称に魅了されるのは、私が大の甘党だからではありません。
店内を見渡すと、性別年齢を問わず、かなりの人がパフェとダッチアイス珈琲を食しているのです。
【からふね屋珈琲店】多くの世代に愛され続ける理由はこのパフェとダッチ珈琲の最強タッグにハマってしまうからなのでしょう。
他のメニューも気になりますよね。個人的おすすめしたいメニューをご紹介します。
まずは、「ジャンボチョコソフトパフェ」です。
写真左側のパフェです。
すごいでしょ⁉このボリューム感!となりの普通サイズのパフェと比べると、いかにジャンボなパフェなのかお分かりいただけると思います。
おすすめの理由は、このパフェに使われている、【からふね屋珈琲店】のソフトクリームがめちゃくちゃ美味しいんです!しっかりとしたミルクの甘味がありながら、甘さを引きずらず後味はスッキリとしています。
このジャンボチョコパフェは、ソフトクリームを存分に味わえるパフェなのです。
次のおすすめは、「フルーツフレンチトースト」です。
【からふね屋珈琲店・竹田店】には3種類のフレンチトーストメニューがあります。私のおすすめはフルーツがたくさんトッピングされている、フルーツフレンチトーストです。
十分に甘さを含んだフレンチトーストと一緒に甘酸っぱいフルーツの絶妙なバランスがたまらない一品です。
ちなみに奥に写っているフレンチトーストは「プレーンフレンチトースト」です。
こちらも正統派フレンチトーストという感じでもちろん美味です。
さて、次のおすすめは、期間限定のパフェメニューです。
【からふね屋珈琲店】では、季節ごとに期間限定メニューが発売されます。
こちらは、春に発売されていた「桜」をテーマにされたパフェです。
美しいでしょ?柔らかなピンク色のパフェはまるでお花見をしているような気分にさせてくれます。
こちらは、秋の期間限定パフェで、焼きりんごが使われています。
秋らしい配色で紅葉を連想させる彩りです。
焼きりんごのサクシャリっとした食感がクセになるパフェです。
この他の季節にも期間限定パフェが発売されるので、1年中楽しめます。
おすすめさせていただいたメニュー以外にも、お食事メニューや、ドリンクメニューなどたくさんのメニューがあります。
気になる方はこちらからふね屋珈琲店公式ホームページでご確認ください。
所在地:〒612-0029 京都市伏見区深草西浦町1-29
地図はこちら↓
電話:075-644-1646
からふね屋珈琲店公式ホームページはこちら
営業時間:7:30~22:00(ラストオーダー21:30)
※営業時間は変更になる場合がありますので来店の際は事前に確認をお願いします。
駐車場:あり
今回は、京都発のダッチ珈琲が美味しいお店【からふね屋珈琲店】をご紹介しました。
おもてなしの心を第一にして、きめ細かい丁寧な接客、手間と時間を惜しむことなく作るダッチ珈琲、創業当時からの企業理念を貫きながらも、新しいことにチャレンジし、時代の変化とともにさらに成長を続けているお店です。
興味を持たれた方は、ぜひ一度、来店されてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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