記録的な暑さとなった2023年の夏。うだるような暑さもようやく落ち着き、過ごしやすい季節の秋となりました。
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋…と皆さんどのように秋を楽しまれているのでしょう。
秋といえば、やはり紅葉!!ではないですか?京都には人気の紅葉スポットがたくさんあります。
そんな人気紅葉スポットの中から、おすすめの紅葉スポット【京都三千院】をご紹介させていただきます。
心静かにじっくりと紅葉を楽しみたいという方にはピッタリの紅葉スポットです。
ぜひ最後までご覧下さい。
京都大原ってどんなとこ?
京都大原は、京都市左京区北東部に位置します。
お経に節を付けて歌をうたうように唱える仏教音楽「声明(しょうみょう)」の発祥の地と伝えられています。
声明の道場である「魚山(ぎょざん)」が開かれ、天台声明が伝承されてきました。
人口約2000人の盆地集落でありながらも、多くの参加者が訪れる大原女まつり・万灯会の行事や、大原の赤しそで作られるしば漬けが人気で観光客がたえない地です。
京都の市街地から車で20~30分でノスタルジックな光景が広がる大原に行くことできます。
三千院ってどんなとこ?
三千院は、約150年の歴史をもつ※門跡寺院です。
※門跡寺院とは、代々皇子や皇族が住職を務めてきた寺院のことをいいます。
788年(延暦7年)最澄が比叡山東堂に一院を開いたのが起源と伝えられています。
1871年(明治4年)に現在の場所(京都大原)に移されました。
三千院の敷地面積は、約4000坪もあり、とにかく広い!ゆっくりと回ると小一時間はかかります。
京都市の指定名勝になっている2つの庭は初夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々に表情を変え訪れた人々を楽しませてくれます。
三千院の紅葉2023 見頃や見所は?
三千院の紅葉の見頃は例年、11月中旬から下旬ですが、2023年は暖冬になるといわれており、紅葉の見頃は例年より遅くなると予想されています。
12月上旬頃まで紅葉を楽しめるのではないでしょうか。
三千院の紅葉の見どころは、池泉鑑賞式庭園の【聚碧園(しゅうへきえん)】と池泉回旋式庭園の【有清園(ゆうせいえん)】の2つの庭園です。
三千院の庭園【聚碧園(しゅうへきえん)】
聚碧園は、江戸時代の初期に活躍した武将兼茶人の金森宗和が豊臣秀吉の命を受け修築した庭園です。
聚碧園に隣接する書院の縁側では抹茶をいただきながら庭園を楽しむことができます。
縁側から眺める庭園は、池と木々、苔のバランスが計算しつくされて造られていて、まるで絵画のように美しい庭園に見る人は魅了されてしまいます。
紅葉のシーズンになると、この縁側は混みあいます。
庭園を眺めながらゆったりと時間を過ごしたいという方は、比較的空いている朝の早い時間に行かれることをおすすめします。
三千院の庭園【有清園(ゆうせいえん)】
有清園の中にある瑠璃光庭には平安時代に造られた「往生極楽院」があります。
往生極楽院は国宝の阿弥陀三尊像が祀られていて、国の重要文化財に指定されています。
有清園は地面に広がる苔の緑が美しく印象的な庭園です。
紅葉の時期には緑と赤のコントラストを楽しむことができます。
庭園のあちらこちらに「わらべ地蔵」が置かれており、1つ1つ違うわらべ地蔵の表情を見比べるのもまた楽しいです。
有清園は、とても広い庭園なので人が多い紅葉の時期でも、ゆっくり紅葉を眺めながら庭園を散策することができます。
三千院の情報とアクセス
所在地:〒601-1242 京都市左京区大原來迎院町54-0
地図はこちら↓
TEL:075-744-2531
拝観時間:
3月~10月 9:00~17:00
11月~12月7日 8:30~17:00
12月8日~2月 9:00~16:00
拝観料:一般700円 中高生400円
アクセス:
京都駅から京都バス17・18系統乗車 約60分
終点「大原」下車 徒歩10分
※専用駐車場はありませんが、近隣に有料駐車場はいくつかあります。
まとめ
街中の喧騒から離れ、心静かに紅葉を楽しめる人気のスポット「三千院」についてご紹介しました。
池のせせらぎ、木々が風で揺れる音、鳥のさえずり、自然の音を感じながら紅葉を楽しむ。
日常で疲れた身体も心もリフレッシュできるおすすめの場所です。
三千院で穏やかな秋を体験されてみてはいかがでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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