京都で長く愛されてきた「中華ハマムラ」
昭和の面影を残す店内に並ぶメニューの中でも、ひときわ印象的なのが「からしそば」です。
ツンと鼻に抜ける辛さと、まろやかなタレの旨味が絶妙に調和した一杯。
実はこの“からしそば”、ただの冷やし麺ではなく、日本の中華料理史の中で独自の進化を遂げてきた存在なのです。
今回は【中華ハマムラ】の魅力をたっぷりとお伝えさせていただきます。
是非、最後までご覧ください。
京都【中華ハマムラ】の“からしそば”
そんな昭和の味を今も守り続けているのが、京都の老舗「中華ハマムラ」
大正11年（1922年）創業、100年以上の歴史を誇る京都中華の草分け的存在です。
祇園や烏丸など、京都の中心地で長く親しまれ、地元客から観光客まで幅広く支持されています。
【中華ハマムラ】の「からしそば」は、見た目こそシンプルながら、ひと口食べるとその奥深さに驚かされます。
冷水でしめた中華麺に、香ばしいごま油と醤油ベースのタレ。
そこに、ツンと鼻に抜ける和からしがアクセント。
シンプルなのにクセになる、夏だけでなく一年中食べたくなる味わいです。
からしそばの歴史とは？
「からしそば」は戦後まもなく、日本の中華料理店で生まれました。
昭和30年代（1950年代）ごろ、冷たい麺料理の需要が高まる中で登場したのが始まりです。
ルーツをたどると、中国北部の「芥末麺（ジエモンミェン）」という冷たい辛子風味の麺に行き着きます。
これを日本人の味覚に合わせてアレンジしたのが、日本独自の「からしそば」なのです。
当時の中華料理店では、醤油ベースの冷たいタレに練りからしを添えて、焼豚やきゅうり、もやしなどをトッピングするスタイルが主流でした。
そのピリッとした刺激と爽やかな味わいが、夏の定番として人気を集め、今も昭和の味を懐かしむ人々に愛されています。
【ハマムラ】 イオンモールKYOTO店へ行ってきました
【ハマムラ】のイオンモールKYOTO店に行ってきました。
京都駅からのアクセスも良く、イオンモール内にあるのでお買い物や映画も楽しめて利用しやすい店舗です。
この日いただいたのは、やはり【ハマムラ】の看板メニュー「からしそば」です。
とろみのある餡が細麺によく絡み、口に運ぶとふんわりと広がるからしの香りが絶妙。
ピリッとした辛みの奥に、やさしい甘みとコクが感じられ、箸が止まらなくなります。
寒い季節はもちろん、暑い日でも不思議と食欲をそそる、まさにクセになる味わいです。
次に天津飯。
ふんわりとした卵に、つややかなあんがとろりとかかっています。
見た目はシンプルながら、口に運ぶと玉子の香ばしさと甘辛いタレが絶妙に調和。
一口ごとにほっとするような、懐かしさを感じる味です。
そしてチャーハン。
こちらも油っこさは一切なく、軽やかな仕上がり。
具材のバランスがよく、パラッと炒められたご飯からは、老舗ならではの技が光ります。
派手さはないけれど、どこか安心できる──そんな“京都の中華”らしさを感じました。
そして、最後の品は【焼売】
蒸したてでふっくら。
肉の旨みがしっかり詰まっていて、中央のグリーンピースがほどよいアクセント。
シンプルながらも手作りの温かみが感じられる一品です。
店内は落ち着いた雰囲気で、世代を超えて多くの人が訪れる理由がわかります。
変わらない味とあたたかい空気に、京都の「日常のごちそう」を感じられるひとときでした。
【中華ハマムラ】店舗情報
ハマムラ イオンモールKYOTO店
- 住所：〒601-8417 京都府京都市南区南区西九条鳥居口町１ イオンモールKYOTO 4階
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