生と死のあわいを歩く|千本ゑんま堂を訪ねて

千本ゑんま堂を訪れる前、私は少し身構えていました。

閻魔大王といえば、地獄で亡者を裁く恐ろしい存在。

そんなイメージがあったからです。

けれど実際に閻魔大王像を前にすると、想像していた印象とは少し違いました。

もちろん迫力はあります。

けれど、その目を見ているうちに、不思議と怖さは感じなくなりました。

むしろ瞳の奥に見えたのは、包容力や寛大さ、そして優しさ。

人を裁く存在というよりも、人の生き方を見守る存在。

そんな風に感じられたのです。

今回は、京都・千本ゑんま堂を訪れながら、閻魔大王と向き合って感じたことをお伝えしたいと思います。

目次

千本ゑんま堂(引接寺)とは

千本ゑんま堂

千本ゑんま堂の通称で親しまれている引接寺は、京都市上京区にある古刹です。

平安時代に創建されたと伝えられ、閻魔信仰の寺として知られています。

本尊は阿弥陀如来ですが、多くの参拝者が目当てにするのは閻魔大王像。

また、この寺には平安時代の公卿・小野篁にまつわる伝説も残されています。

昼は朝廷に仕え、夜は冥界で閻魔大王の補佐をしていたという不思議な伝説です。

以前、「六地蔵」の由来を調べた際にも登場した小野篁。

京都を歩いていると、思いがけない場所で歴史がつながることがあります。

千本ゑんま堂・引接寺の基本情報

千本ゑんま堂の境内には巨大な閻魔大王像もある

所在地:〒602-8307 京都市上京区千本通蘆山寺上ル 閻魔前町34番地

地図はこちら↓

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