京都では祇園祭が終わると、本格的な夏がやってきます。
夏といえば夏休み、お子さんと一緒にお出かけしたいけど、暑さが心配……という方も多いはず。
そこで今回は、暑い夏でも安心!室内で子供と一緒に楽しめる場所【京都万華鏡ミュージアム】をご紹介させていただきます。
万華鏡の展示や販売をしているだけでなく、オリジナル万華鏡作りの体験もできちゃうので、子供さんが喜ぶこと間違いなし!
是非、最後までご覧ください!
【京都万華鏡ミュージアム】とは
【京都万華鏡ミュージアム】とは、国内外約400点の作品を貯蔵、万華鏡を専門に収集・展示しているミュージアムです。
万華鏡の展示を見て楽しめるのはもちろん、自分だけのオリジナル万華鏡を作れる体験コーナーもあります。
また、万華鏡作家によって作られた万華鏡の販売や、オリジナルグッズの販売もしています。
【京都万華鏡ミュージアム】基本情報
所在地:〒604-8184 京都市中京区姉小路通東洞院東入曇華院前706-3
地図はこちら↓
TEL:075-254-7902
【京都万華鏡ミュージアム】公式ホームページはこちら
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始
【京都万華鏡ミュージアム】入館料
大人:500円 シニア(65歳以上):300円 高校生:300円 小中学生:200円 幼児:無料
【京都万華鏡ミュージアム】へのアクセス・駐車場
アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池駅」下車 出口3-1または出口3-2から徒歩3分
京都市バス「烏丸御池」下車 徒歩3分
駐車場:有料駐車場有 12台分(260円/30分)
※有料駐車場は、祝日・第4日曜日は利用できませんのでご注意ください。
万華鏡の歴史
昔から万華鏡といえば、千代紙のような柄の筒のものが一般的で、日本の伝統的な玩具と思っている方も多いようですが、実は万華鏡はスコットランド(現イギリス)生まれなんですよ。
ここでは、万華鏡の歴史を簡単にお伝えしたいと思います。
万華鏡の発明者
万華鏡を発明したのは、デビッド・ブリュースターというスコットランドの物理学者です。
スコットランド南東部ジェドバラ生まれ。
「神童」と呼ばれるほど頭が良く、幼い頃から自然を通して多くのことを学び、10歳で望遠鏡を制作。
そして驚くことに、12歳で自然科学者ダーウィンの母校でもある、エディンバラ大学に入学しました。
20歳から光学の研究を始め、34歳で科学業績に対して贈られる最も歴史の古い賞「コプリメダル賞」を受賞しました。
1816年(文化13年)35歳、灯台の光をより遠くに届けるための研究(偏向角の研究)をしている時に、世界で初めて万華鏡を発明しました。
ギリシャ語のKALOS(美しい)・ELDOS(形)・SCOPE(見る)を語源とし、「KALEIDOSCOPEカレイドスコープ」と名付けました。
「色の三原色」を発見したのもデビッド・ブリュースターです。
科学者としての功績だけにとどまらず、百科事典の編集や、「伝記・アイザックニュートンの生涯」など多くの本の執筆も手掛けました。
日本での万華鏡の歴史
万華鏡が日本にやってきたのは、1819年(文政2年)です。
1819年(文政2年)頃の日本といえば、徳川家康が江戸に入国し、関東の検地を始めた頃です。
万華鏡は高価で貴重な玩具として、大名や豪商の間で広まっていきました。
この当時はまだ「万華鏡」とは呼ばれておらず、「百色眼鏡(ももいろめがね)」・「錦眼鏡(にしきめがね)」・「更紗眼鏡(さらさめがね)」など色々な呼び方をされていました。
その後、中国で「万華鏡」という呼称が広まり、日本でも一般的な呼び方となっていったということです。
紙の筒で作られた万華鏡が世に出始めて、ようやく庶民の間にも万華鏡が広まっていきました。
現代の万華鏡
もともとは玩具としての扱いだった万華鏡ですが、1990年代中頃より本格的な万華鏡の紹介がはじまり、日本国内でも万華鏡作家が増えていき、万華鏡は現代ではアートとして発展しています。
【京都万華鏡ミュージアム】に行ってきました!
【京都万華鏡ミュージアム】に行ってきました!
京都市営地下鉄の「烏丸御池駅」から徒歩数分で到着。
最寄り駅から近いのは、子連れには嬉しいですよね。
3連休で館内が混んでいるかもと思っていたのですが、開館時間に合わせて行ったので人は少なかったです。
【京都万華鏡ミュージアム】は入り口を入ってすぐに受付があり、入場料を支払い入場券をもらいます。
入場券も栞にできそうなくらい素敵なデザインです。
受付を済ませると、手荷物はコインロッカーに預けなければいけません。
【京都万華鏡ミュージアム】の展示室には、貴重な万華鏡がたくさん展示してあるため手荷物が当たって傷つけてしまわないようにするためです。
ちなみに、館内の撮影はNGです。
手荷物を預け、万華鏡の展示室へ。
こちらの展示室では、テーマに合わせて年3~4回収蔵品の展示替えが行われます。
今回の展示テーマは「陶と木の万華鏡展」ということで、陶や木で作られた多くの万華鏡が展示されていました。
しかも、嬉しいことに、展示されている万華鏡のほとんどは実際に手に取って見ることができるのです!
木で作られた万華鏡の優しい手触り、陶で作られた万華鏡のずっしりとした重量感を感じることができました。
貴重で高価なものも多いので、小さなお子さんを連れて行かれる際には、保護者の方は十分な注意が必要です。
こちらの展示室では、投影式万華鏡を使って展示室の壁に映し出される「色と光の森」を楽しむことができます。
万華鏡を見て楽しんだ後は、ミュージアムショップにある体験コーナーでオリジナル万華鏡作りです。
ドライタイプ万華鏡とオイルタイプ万華鏡の2種類の万華鏡を自作できます。
オリジナル万華鏡作りは入場料とは別に料金が必要です。
ドライタイプの万華鏡は、回すとシャカシャカと音が鳴り模様が変わる万華鏡で、中の材料は何度でも詰め替えることができます。
オイルタイプは、回すとゆっくりと模様が変わる本格的な万華鏡です。
一度作ると中身の詰め替えはできません。
私は、万華鏡初心者ですので(笑)ドライタイプの万華鏡を選びました。
作り方は、【京都万華鏡ミュージアム】のスタッフ方が丁寧に教えてくださいます。
上手に作るコツも教えていただけますので、お子さんでも安心!失敗の心配はないと思います。
万華鏡の中に詰める材料や筒に貼る用紙は自分の好きなものを選ぶことができますよ。
30分ほどでオリジナル万華鏡の完成です!
中を覗くと……
どうですか?素敵でしょ?
世界に1つ、自分だけの万華鏡作りはとっても楽しかったです。
子供さんでも簡単に作れますから、親子で万華鏡作り体験を楽しむことができます。
【京都万華鏡ミュージアム】では、万華鏡の展示、手作り体験のほかに、万華鏡や、万華鏡キーホルダー・ポストカードなどの販売もしています。
万華鏡を見て楽しめ、体験して楽しめ、万華鏡やグッズの購入もできる【京都万華鏡ミュージアム】で充実した時間を過ごすことができました。
【京都万華鏡ミュージアム】まとめ
今回は、子供さんも楽しめる、暑い夏のお出かけにぴったりの【京都万華鏡ミュージアム】をご紹介させていただきまました。
ミュージアムにある貴重な万華鏡の中を覗き込むと、幻想的な世界が広がっていました。
子供さんが喜ぶこと間違いなしのオリジナル万華鏡作り体験コーナーもあります。
夏休みの自由研究にも使えそうですね。
暑さの心配なく、室内で楽しめる【京都万華鏡ミュージアム】にお出かけになってみてはいかがでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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