京都・行列のできるラーメン屋【新福菜館】戦前から変わらない味を守り続ける

現代では、日本の国民食といっても過言ではない「ラーメン」、京都は特に知る人ぞ知るラーメン激戦区です。

醬油・味噌・塩など定番のラーメンだけでなく、つけ麵や混ぜそば風などラーメンは日々進化しています。

時代の移り変わりとともに、その時々の人々の好みに合わせたラーメンが生み出されていく中で、創業開始以来変わらぬ味を守り続けているラーメン店【新福菜館】。

今回は、京都の老舗ラーメン店【新福菜館】についてご紹介させていただきます。

目次

【新福菜館】について

出典:新福菜館公式ホームページ

【新福菜館】は1938年(昭和13年)に屋台での営業をスタートし、今年(2024年(令和6年))で創業86年になる京都の老舗ラーメン店です。

本店は、京都駅前の東塩小路通りにあります。

本店のお隣には、こちらも京都の人気ラーメン店「第一旭」の本店があり、両店舗とも開店から閉店まで客足が途絶えることはなく、一日中行列ができています。

【新福菜館】のラーメンの魅力とは?

【新福菜館】のラーメンをネットで検索すると、行列を作る人気店なのにもかかわらず、「新福菜館 まずい」という検索結果が表示されているのです。

そもそも「ラーメン」は人それぞれ好みが分かれやすい食べ物なので、好き嫌いはあって当然なんですが、まずいと感じた人の意見を見ると、醬油の味しかしない、醬油を飲んでるみたいなスープ、という感想がけっこう多いんです。

実際、私も初めて【新福菜館】のラーメンを食べたときは全く同じことを感じました。

このスープの何が人気なんだろう?と色々と調べてみると、、、、

分かりました‼【新福菜館】のラーメンの魅力!

【新福菜館】の創業は1938年(昭和13年)、この時代の日本は日中戦争の最中でした。

当時の日本の食文化にはまだ「化学調味料」というものはなかったため、【新福菜館】のラーメンは豚骨スープと醬油をベースに作られていました。

現代の私たちが食べているラーメンには、このベースの味に化学調味料や魚介やきのこのダシが加えられています。

ダシはラーメンのベースとなる素材を調和させる役割があるそうです。

ダシによって調和したスープに、戦後に日本国内に普及していったニンニクがプラスされたスープが、現代のラーメンの代表的なスープの味なのです。

【新福菜館】は、化学調味料とニンニクが普及してからも、これらを取り入れることはせず、創業当時の味を守り続けています。

化学調味料やダシ、ニンニク入りのスープの味に慣れ親しんでいる現代人が、【新福菜館】のラーメン食べて、ぼんやりとしたパンチのないスープだと感じるのは仕方ないことなんでしょうね。

で、何が【新福菜館】の魅力なのか?という話なんですが、、

それはつまり、90年近く変えられる事なく受け継がれているスープの味なんです!

【新福菜館】のラーメンは、日本のラーメンの原点で、まさに元祖ラーメンなんです!

飲食店を経営していく中で、時代の変化とともに、味にテコ入れするというのも1つの方法だと思いますが、【新福菜館】は元祖ラーメンの味にこだわり続けているのです。

日本のラーメンの生みの親、老舗ラーメン店としてのプライドや責任を感じずにはいられません。

ラーメン好きで、ラーメン通を語るなら【新福菜館】のラーメンを、一度は食べてみてほしいと思います。

【新福菜館】伏見店に行ってきました。

行列のできる京都の人気ラーメン店【新福菜館】の、のれん分け店【新福菜館】伏見店に行ってきました。

こちらの店舗も待ち時間があることが多いですが、先述の【新福菜館】本店に比べると時間によっては空いている時間もあり利用しやすい店舗だと思います。

この日は、土曜日のオープン時間直後に来店しましたが、並んでいる人はおらず、直ぐに席に着くことができました。

早速、注文。

中華そば(並)とチャーハン(中)を頼みました。

こちらが中華そばです↓

【新福菜館】といえば、この、どす黒いスープです。

麺は太めでしっかりとしたコシがあります。

分厚いチャーシューは柔らかくて美味しいです。

スープはやはり、何か足りないような、、不完全な味なのですが、この不完全さこそが、【新福菜館】の完全で完璧なスープなのです。

そして、チャーハンがこちら↓

このチャーハンはラーメンのカエシが使われているので、ラーメンのスープ同様に黒い!

なのに味は想像するよりも薄目です。

開店時間から30分も過ぎると、お客さんの数も増えてあっという間に満席になっていましたので、待ち時間なく入店したいという方は、なるべく早めに来店されることをお勧めします。

【新福菜館】伏見店メニュー

【新福菜館】は店舗によってメニューが異なるようなので、事前に来店される店舗の公式ホームページや公式SNSでチェックしてください。

【新福菜館】伏見店のメニューをご紹介しましょう。

他店舗では食べられない【新福菜館】伏見店のオリジナルメニューもあります。

【新福菜館】伏見店限定販売のお弁当もありますよ。

【新福菜館】伏見店 お店情報

所在地:〒612-8435 京都市伏見区深草泓ノ壺町31-3

地図はこちら↓

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この記事を書いた人

京・都らいふぉ~すサイト運営者のNONさんと申します。

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